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英語絵本・児童書・教材専門店キッズブックスのblog

絵本・児童書・教材・リードアラウドのよもやま話。 イベント、ブックフェア、バーゲンなどの情報。 KIDS' BOOKS by Paperweight Books is a real/website bookstore for English Language children's books.

寝ても覚めてもリードアラウド

 又聞きしたり引用されたものを読んだりすると、そのもと、出典を知りたくなる。絵本やリードアラウドが語彙を豊かにする強力な方法になること。それは実験で実証されていると書いてあった……。気になって研究論文をリサーチしてみた。
 あるある「vocaburaly,children,storybook」などとキーワードを入れると、教育研究論文がずらずら出てくる。ただこのインターネットの時代になってまだ日が浅いので、1980年代からそれ以前のはアクセスできない場合があり残念。

「新しい単語は、12回文脈の中で遭遇すると自分のものになる」

こう結論付けた論文は、1985年のものなので今日のリサーチでアクセスすることが出来なかった。ただ、これを引用した新しい論文はいくつか読む事ができた。

 単語が「自分のものになる」、英語では「a person "knows" a word」ということはどういうことか。American Educator,Spring,2003のSteve A.Stahlの論文が興味深い。
 単語との出会いには4段階ある。

1. I never saw it before.見た事がない。
2. I've heard of it, but I don't know what it means.
聞いた事があるが、意味を知らない。
3. I recognize it in context--it has something to do with...
文章の中でだいたい意味がわかる、何かこんな感じ……
4. I know it.
知っている。

この4にたどり着くまでに12回、その単語を文章の中で読まないとならないらしい。そうなんだ!
そのくらい大変だから、わたしは単語を覚えられなかったんだ!(ちょっと嬉しい。出来なかったのは、自分の力不足だけじゃなかった)

ここで、12回をあまり強調するとその道の遠さに気も遠くなるので、よしておこう。代わりに「文章の中で」というか、「文脈の中で」というところに注目したい。単語リストだけで覚えようとしても、効果が低い(時間のムダ、もうやめよう)。

もう一つの論文はこういっていた。

「storybooksは、子どもたちにとってバーチャルなフィールドトリップ(遠足)だ」(Camille L.Z.Blachowicz et al.,2005)。

 遠足でわたしたちは、何か「本物」を見たり経験するから、楽しいし、新しい知識も吸収し易い。語彙を覚えるにあたって、その語彙に出会う「遠足」、それは本を読むという事。
 その単語がどう「生きているか」、どんな「色」でどんな「場所」が好きなのか、本のなかで観察できるじゃないか。するとその新出単語の定着率が高まる、このことが証明されていた。

 そして、この「遠足」は、read-aloudsとactive learningという過程を経て行われるのだと書いてある!絵本を使い、それをリードアラウドすることが英語力を伸ばす、と信じ続ける心のよりどころがまた増えた。

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