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英語絵本・児童書・教材専門店キッズブックスのblog

絵本・児童書・教材・リードアラウドのよもやま話。 イベント、ブックフェア、バーゲンなどの情報。 KIDS' BOOKS by Paperweight Books is a real/website bookstore for English Language children's books.

やめられない、とまらない絵本作家の生き様研究

 クレヨンハウスで企画展として絵本作家の対決展のようなものを企画し隔月で展示。その原稿を書いたり、資料まとめをしている。2月は、Madeline (Puffin Storytime)
『Madeline (Puffin Storytime)』
Madeline's Christmas (Picture Puffins)
『Madeline's Christmas (Picture Puffins)』
Noodle
『Noodle』
などを描いたBemelmansとLittle Blue and Little Yellow
『Little Blue and Little Yellow』
Swimmy (Knopf Children's Paperbacks)
『Swimmy (Knopf Children's Paperbacks)』
などを描いたLeo Lionniが展示即売中。ベメルマンズの洒脱さやお茶目ぶりと、まじめで秀才肌のレオニ、このふたりの比較がおもしろい。

 原稿係としては、4月から新展示のDr.SeussとRichard Scarryの「対決」にとりかかっている。そして今朝はDr.SeussことTed Geiselの評伝を読んでいて、すっかりその人生のことで頭がいっぱいになってしまった。先頃は、キッズブックスのブッククラブの選書、The Green Eggs and Hamの解説を書くためによく読んで、そのおもしろさにはまったばかりだ。

 ヨーロッパにルーツを持つアメリカ人作家たちの、戦争観や戦後のベビーブームでわいたアメリカ児童書界の様子、また芸術家としての生き様などを、作品に照らして見て行くと興味がつきない。
 Dr.Seuss=Tedが、アメリカ政府の調査員として57年に関西の子どもたちに、自分たちの未来図を描かせて、その欧米化の早さに驚いて報告書を書いたというエピソード。またそれが、Life誌の編集者にすっかり改ざんされてしまった話も、こういう偏向で日本への誤解が深まったんだなあ、と感慨深い。

 あの軽やかなジョークや韻、奇想天外の筋を考えだすのに、家ではピリピリして家族が緊張していたこと、風にトレーシングペーパーが飛ばされて2枚重なったおかげでへんなゾウのキャラクターが生まれたこと……。人生は、いくつも偶然が重なって作られていくものらしい。

 Dr.Seussの韻を多く踏んだテキストこそ、英語のままで楽しみたい。テキストブックであり、同時に芸術性のある絵本であるように作家が苦心しただけのことがあるのが、Beginner Bookシリーズ。One Fish Two Fish Red Fish Blue Fish (I Can Read It All by Myself)
『One Fish Two Fish Red Fish Blue Fish (I Can Read It All by Myself)』
The Cat in the Hat
『The Cat in the Hat』
などなど。キッズブックスのブッククラブでは、今後もこのシリーズに注目していきたい。

(Dr.Seussの本は、ブッククラブコースA、B、Cに、難易度にそって配本されています。)

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