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英語絵本・児童書・教材専門店キッズブックスのblog

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大島英美のポートランドだより 「ジョンソン・ナショナルパーク」

 筆者、実は数日前に東京に戻ったが、ポートランドの話を書ききっていないので、続ける事にする。このたびの取材の成果は読売新聞記者の記事となって「くらし欄」で今日、17日から5回連続で掲載される予定。
 ポートランドで「Social Capital が高い」ということを唱えている学者、Steve Johnson教授は、 オレゴン州立ポートランド大学(Portland State University)で教鞭をとる。彼の研究室はわたしの滞在しているところから、1ブロック、あまりに近くびっくり。そして、彼の住まいは車で15分ほどのところなのだが、あまりに「大自然」の中でこれまたびっくり。もしかしたら1000坪以上あるのかもしれない、広大な「えっ、ここが?」という森の中。Johnson Creekという小川が流れ、見上げる高さの針葉樹にはコケなどむしてうっそうとしている。

祖父の代からのポートランドっ子、父も大学教授でこの「Johnson Park」に住んでいた。祖父の時は「もっと広く、ここ一帯が持ち物だった」という。今の広さでParkと呼ぶに十分すぎるが、もっとといえば国立公園並み?実際、ポートランド市との取引で、一部を公のものにすることで広大な敷地を宅地化から守り、それを公の力に頼んでいる。この「大自然」はまだまだ守られる事になっているのだ。

空気が甘い。車を止めtrailを降りて行く。オレゴン自生の野の花が咲いている。小鳥の声。川のせせらぎ。まずテントが見える。冗談で「ここがお住まいですか」とわたし。近隣の小学生の自然体験に使わせているとのこと。もう少し降りて行くと、とんがり屋根の山小屋風の家が。ここがお住まいだった。眼下に温室が見える。「Tea House」。そこでわたしたちもお茶と、ワイン、スモークサーモンをいただく。

横にトランポリン。鳥小屋。畑。子どもたちが食というものを、生産から学べるようにと使わせている。釜とテーブル、ピザを焼いたりするのだ。鳥小屋をよく見ると、卵も産み落とされていた。有機で新鮮、正真正銘の地鶏。

小川とはいえ、サーモンが戻ってくる日も近いのかもしれない。市全体でサーモンのために自然環境を「元」に戻す努力が続いている。このジョンソン川(Johnson Creek)でも、オレゴンの在来種(native plants)の苗を植え、外来種(invasive plants)を取り除いている途中だった。

街中から15分で、この自然とこの広さ。「宅地に売れば、億万長者になれたかも知れないけどね」とジョンソン先生。でもこれが本当の豊かさ……。

ところで、ジョンソン先生の車に乗せていただいたとき、後部座席にはぬいぐるみのサーモンが乗っていて、それがちゃんとシートベルトを付けていた。「ちゃんとシートベルトしているんですね!」とわたしが言うと、「絶滅の危機に瀕している種(endangered species)ですからね」。こういうのが、アメリカ人の「粋」なところなんだなー。

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