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英語絵本・児童書・教材専門店キッズブックスのblog

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英語オーディオブックは本と一緒に:その1 アメリカではなぜ人気?

 最近オーディオブックについて、いろいろ尋ねられたが、思っていることをこんな風にお答えした。

Q アメリカでは、そうとうオーディオブックが普及しているようですが、どんなところが優れているのでしょうか

A 効率よく本が「読める」ところです。アメリカでオーディオブックが普及したのは、自動車での移動時間を有効利用できるからだと言われています。大都会では通勤時間1.5時間というのが、ざらにあります。たとえば今、オーディオブックでベストセラーの『The Kite Runner』などは約12時間、『Eragon (Inheritance, Book 1)』で16時間ボリュームですから、通勤に往復3時間かかる人なら約1週間で「1冊」読める計算になります。
The Kite RunnerThe Kite Runner
Eragon (Inheritance, Book 1)Eragon (Inheritance, Book 1)

 またアメリカでは、週日の仕事の前後や週末に、スポーツクラブで汗を流したり、ジョギングやウォーキングをしたりする人が多いですが、耳を見るとほとんどイヤフォンが入っていています。音楽だけでなく、オーディオブックの朗読が流れていることも多いでしょう。ここでも、時間が有効利用されているようです。

 それから6、70年代に学生だった世代は、ロックをがんがん流しながら勉強などしていたはず。「ながら族」歴が長いというのも、オーディオブックの普及に一役買っていると思います。

 アメリカ人が本をよく読んでいることは、ちょっとした会話を交わすとすぐに分かります。わたしの経験でも、周囲のアメリカ人と話をしていて、TV番組やTV出演者の名前が挙がるより、話題の本や作家の名前が挙がるほうが断然多いです。忙しい人たちがそんな分厚い本をよく読んでいるなあと感心します。

 会話がビジネスに直結している人にとって、会話に「知的な要素」を加えることは、とても大切なことです。そして知識が豊富でなおかついつもアップデイトされているわけは、だらだら本を読まず、厳しい先生のようにリードしてさっさと読んでくれるオーディオブックを活用しているおかげ!?らしいのです。

 アメリカ人にとっては、紙にインクのシミがついていないオーディオブックもれっきとした「本」なのでしょう。カセットの時代は、長編の本をそのまま録音するとテープ何本もにもなってかさばるので、abridged(簡略化、編集?)されていました。しかし文字通りコンパクトなCDが普及したおかげでunabridged(オリジナル本どおり)の録音がほとんどになりました。これでやっと、オーディオブック=本となり、オーディオブックで読書する人がさらに増えたとも聞きます。

(つづく)

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