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英語絵本・児童書・教材専門店キッズブックスのblog

絵本・児童書・教材・リードアラウドのよもやま話。 イベント、ブックフェア、バーゲンなどの情報。 KIDS' BOOKS by Paperweight Books is a real/website bookstore for English Language children's books.

「Strunk/White/Kalman」というクレジットを見てドキリ?!

 2000年の1月頃だったろうか。ポートランドのPowell's Booksの店先で、
この真っ赤な本
The Elements of Style Illustrated
『The Elements of Style Illustrated』

が目に入った。
「The Elements of Style」
と印刷されている下に、「:(コロンが)」ひとつ。表紙を開けたら内側に筆記体で「hello」。
 なに、なに、なに? これは何の本?
 内表紙を見ると、「Strunk/White/Kalman」の3者の名前が。
 William Strunk Jr.は、1900年代のアメリカ・コーネル大学の英語教授。
 E.B.Whiteは、
Charlotte's Web (Trophy Newbery)
『Charlotte's Web (Trophy Newbery)』

The Trumpet of the Swan
『The Trumpet of the Swan』

など著し、1950年代から活躍した児童文学者。
 そして、Maira Kalmanは「モード」なイラストで活躍中のベテラン・イストレーター。バッグのブランド「kate spade」とのコラボレーションもある人だ。絵本では、
Ooh-La-La: (Max in Love)
『Ooh-La-La: (Max in Love)』

What Pete Ate from A to Z
『What Pete Ate from A to Z』
や、
忙しいNYCの中央駅Grand Centralを行き交う「ニューヨーク」な人々を描いた傑作
Next Stop Grand Central
『Next Stop Grand Centr』

がある。

 この顔ぶれはいったい何事かと思ったが、StrunkとWhiteが書いた、アメリカの大学生必読の古典的「英文の書き方」参考書に、「アート」な挿絵を大々的に入れたものだった。70年代にアメリカの大学生だったら、必ずといっていいほど授業で副教本として使っている。おそらく、そのちょっと前のベビーブーマーたちも使っただろう。6、70年代に大学生だった、いま熟年世代になっている元読者たちに、もう一度買っていただこうというのが、出版社の魂胆のひとつだろう。

 懐かしいうえ、グラフィック的に素敵にアップグレードしていて、読み直すと役に立つ。え~い、買っちゃおう。アメリカではちょっと安いぺーパーバックの普及版
The Elements of Style Illustrated
『The Elements of Style Illustrated』

がよく売れているようだ。わたしも、そのワナに引っかかった。でも、大満足。

 英文の基礎を見直す良い機会になるし、例文は読み物としてもおもしろかったりする。ミニマリストの名文家でならしたE.B.Whiteの必要最小限の表現は、ぜひ学んでおきたい。そして、マチス的なKalmanのイラストも、ユーモラスだったりエスプリの利いた味わいがあったりで、目を楽しませてくれるのである。

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