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英語絵本・児童書・教材専門店キッズブックスのblog

絵本・児童書・教材・リードアラウドのよもやま話。 イベント、ブックフェア、バーゲンなどの情報。 KIDS' BOOKS by Paperweight Books is a real/website bookstore for English Language children's books.

Cornelia Funkeはイイ

 ドイツ出身のCornelia Funkeは、今やファンタジー児童書界では超売れっ子だ。2005年にアメリカ・ロサンゼルスに住まいを移した。英語を話すが、ドイツ語で書く作家だ。

 わたしが彼女を「発見」したのは2000年。アメリカで『The Thief Lord』が出版されたときだ。翌年のNewbery賞の下馬評では「彼女がアメリカ市民だったらとれただろう」と言われていたらしい。
The Thief Lord
The Thief Lord』は、イタリアのヴェニスの街を舞台にした少年泥棒の「ドン」(泥棒の神様=Lordと呼ばれている)の物語。彼を追う探偵とのサスペンスと、その少年泥棒の渇望する「早く大人になること」を叶えてくれるものがあるという、ファンタジックな設定が大人をも夢中にした。この本を読むと、たまらなくヴェニスに行きたくなる。

 彼女の『Ink』シリーズ3部作は、現在InkheartInkheart』とInkspellInkspell』がでているが、これは『Harry Potter』シリーズと、『His Dark Materials』3部作
His Dark Materials Trilogy: The Golden Compass / The Subtle Knife / The Amber Spyglass
His Dark Materials Trilogy: The Golden Compass / The Subtle Knife / The Amber Spyglass
と並び称されるファンタジー小説だ。

 だが、『The Thief Lord』はまだしも、『Inkheart』は分厚い。読みこなせない子どもたちのためにと、書いたものがある。短くて易しいシリーズ『Ghosthunters』だが、期待以上に面白かった。
 全4作で、最近読んだのはその1のGhosthunters And The Incredibly Revolting Ghost (Ghosthunters)
Ghosthunters And The Incredibly Revolting Ghost (Ghosthunters)』。
 チャプターブック形式、つまり小さな章に分けて書かれていることもあり、息切れせずに読める。ひとつの章を読み終えてほっとするのは、まだ本を読み慣れていない子どもも英語学習中の大人も同じ。
「他の作家の本に挿絵をつけるているうちに、自分のほうがもっとおもしろいものが書けると思って作家になった」というFunkeの本だ。挿絵も彼女で、内容も確かにおもしろい。ユーモラスでいて、文体や語彙は洗練されている。詳しく言及されている幽霊の特性などはもとより、英語の表現方法でも学ぶところが多々ある。いい本を見つけた。

 ついでに彼女の絵本も紹介。
The Princess Knight (Booklist Editor's Choice. Books for Youth (Awards))
The Princess Knight (Booklist Editor's Choice. Books for Youth (Awards))
 強く、賢く、騎士のようになりたいと熱望する王女さまの話。フェミニストもOKする、女性の自己実現の物語だ。

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