FC2ブログ

英語絵本・児童書・教材専門店キッズブックスのblog

絵本・児童書・教材・リードアラウドのよもやま話。 イベント、ブックフェア、バーゲンなどの情報。 KIDS' BOOKS by Paperweight Books is a real/website bookstore for English Language children's books.

Don't Know Much About the Universe

 今朝は1冊を読み終える覚悟で4時に起きた(就寝が早いのでそう苦ではない)。ページ数352の、
Don't Know Much About the Universe (by Kenneth C.Davis)
である。これは今月のブッククラブ配本予定の1冊(レベル4)。

 あー面白かった。得した気持ちである。理科系ではあるが、物理と宇宙関係は、どうも頭が付いて行かず、天文学では星座とギリシャ神話程度で知識が足踏みしていた。でも、最近
The Wall (by Peter Sis)
という、ベルリンの壁崩壊前のチェコ出身の絵本作家の自伝絵本を手にした。アメリカとソ連の宇宙研究競争の頃(「スプートニック・ショック」)の事をそれで読み、その時代に興味を覚えていたところだった。本書でも、1957年10月、ソ連が人工衛星スプートニックの打ち上げに成功し、アメリカの先を行ったという事実の周辺のことを面白く読んだのだ。

 この時から、アメリカの子どもたちの科学と数学教育への国の助成金が目覚ましく伸びたこと。「ヒステリックな」ほどの科学と数学教育への、国の関与だったらしい。そのおかげで、今の科学先進国アメリカがあるのかも……。

 映画のRight Stuff や、Apollo 13が、宇宙開発へのアメリカの国家的威信をかけた姿を、かなり正確に描いていることなども興味を引いた。トム・ウルフの原作Right Stuffも厚ぼったいが、読んでみたい。

 本書のような百科知識的娯楽本でも、泣ける。ソ連が人間を宇宙に飛ばす前に行った実験で、宇宙に飛ばされた犬ライカの話は残酷だ。飛ばすだけ飛ばして、宇宙でも生きていけることがわかったら、地球に帰さないで「毒殺」したのだった。片道キップだけ。……知らなかった。

 古代から現代まで、ざっと鳥瞰することが出来る本でもある。天文学の発達が、なぜギリシャで?という疑問に対する「答え」のページに、「イギリスや日本のような小さく資源の限られた島国が経済的発展をしたのは、貿易があったから」というくだりがあり、考えてしまった。今、この「小さい島国」が発展を続けるのに何があるのか?古代ギリシャは「考える力」、じゃ現代日本は?

 ああ、早起きしたおかげで、ちょっといい本を読めた。

スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
https://kidsbooksjp.blog.fc2.com/tb.php/141-b17546ff
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)