英語絵本・児童書・教材専門店キッズブックスのblog

絵本・児童書・教材・リードアラウドのよもやま話。 イベント、ブックフェア、バーゲンなどの情報。 KIDS' BOOKS by Paperweight Books is a real/website bookstore for English Language children's books.

ライラの冒険:The Golden Compass映画と本

 The Golden Compassの映画が日本でやっと公開される。『ライラの冒険:黄金の羅針盤』というタイトルだ。
The Golden Compass: Story Of The Movie (Golden Compass)The Golden Compass: Story Of The Movie (Golden Compass)』は映画のストーリーブック。いい場面がきれいな写真で載っていて、文章量もほどほどで悪くない。

 原作The Golden Compass (His Dark Materials, Book 1)The Golden Compass (His Dark Materials, Book 1)』はけっこう長い。そのうえ全3部作だから、読み始めるのにちょっと勇気がいるかも知れない。でも映画だけでは、テンポが速くてよく分からないところ、見逃し、聞き逃しが出てくる。現に、映画を見たが原作を読んでいない人と話をして、彼が疑問に思ったことを、わたしがほとんど教えてあげられた。原作のおかげである。

 原作が好きでも映画でがっかりすることがよくあるが、本作は多分平気だろう。わたしはかなり満足。キャスティングに原作者も関与したというだけあって、イメージが壊れることがなかった。贅沢をいえば、ライラの叔父アスリエールが、ちょっと若くてハンサムすぎるかな。何せ、新『007』のジェームス・ボンドをやった俳優だから。

 映画も本と同様、3部作になるはずだ。この第1部は、実にあっという間に終わり、終わり方も「今すぐ先を知りたい!」とじらせるような、ちょっと意地悪?な終わり方だ。そんなとき続きは本で……。
The Subtle Knife (His Dark Materials, Book 2)The Subtle Knife (His Dark Materials, Book 2)

The Amber Spyglass (His Dark Materials, Book 3)The Amber Spyglass (His Dark Materials, Book 3)
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祝コルデコット賞受賞:ブライアン・セルズニックさま

 ここ1ヵ月でわたしが一番多くコメントした本は
The Invention of Hugo CabretThe Invention of Hugo Cabret』だ。
 浮気なもので、その前はPhilip Pullmanのファンタジー小説
The Golden Compass (His Dark Materials, Book 1)The Golden Compass (His Dark Materials, Book 1)』だったのに。
 でもセルズニックはいい。
The Dulcimer BoyThe Dulcimer Boy
The Dinosaurs of Waterhouse Hawkins: An Illuminating History of Mr. Waterhouse Hawkins, Artist and LecturerThe Dinosaurs of Waterhouse Hawkins: An Illuminating History of Mr. Waterhouse Hawkins, Artist and Lecturer
When Marian Sang: The True Recital of Marian AndersonWhen Marian Sang: The True Recital of Marian Anderson』については、1月15日のブログで書いたが、今日は久しぶりに
The Doll PeopleThe Doll People』を見てみた。
Ann M. MartinLaura Godwinの小説にセルズニックがたくさん挿絵を入れたもの。2000年の作品だ。対象年齢は8~12歳位。
 100年も Doll House に入って退屈な年月を送っていた人形のアナベラに、ある日事件が起こる……。
 すべて鉛筆画というのは、『The Invention of Hugo Cabret』に似ている。多分、こうやって他の作家の文章を読んで自分で想像を膨らませて挿絵を付けるのが、好きな人なのだろう。でも、そうして挿絵を付けているうちに、ある日「!」と『The Invention of Hugo Cabret』の構想を思いついたのかも知れない。その萌芽のようなものを探しながら、この過去の作品を読むのも興味深い。
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英語の本をどう読んで、英語力をつけるの? その3

 英語学習者にとって福音かも知れないGraphic Novelsは、マンガを含めた絵本と読み物の中間で、「文学性」があるものと位置づけられているようだ。だから、アメリカン・コミックス、『スーパーマン』だとかは除外される。

 このグラフィック・ノベルが、アメリカ出版界で目につくようになった。そして、その解釈が広がり、とうとう自らグラフィック・ノベルと称する本が、コルデコット賞を受賞した!2008年はそう言う意味で、重要な年かも知れない。

 その受賞作The Invention of Hugo Cabret
文/絵 Braian Selznickは、こんな本。
The Invention of Hugo CabretThe Invention of Hugo Cabret
 「グラフィック・ノベル」という、絵本と読み物の中間のようなフォマットに挑戦した画期的作品である。分厚い見かけは、膨大な文字量を連想させる。しかし、第1章。鉛筆画が、クローズアップを効果的に使いながら、古い無声映画の場面のように続く。20世紀前半、パリの駅を主舞台に、秘密めいた少年と老人、そして謎のからくり人形が関わる物語らしい。絵のみだから導入部分42ページも一気に進む。しかし、頭には謎が渦巻く。と、ちょうどそこから文字だけのページが始まる……。
 時計職人の父が修理していたからくり人形を、父の死後、主人公の少年ヒューゴがどうにか完成させる。人形は「メッセージ」を綴り始め、それはある忘れ去られた天才映画作家の存在を蘇らせる……。
 映画が魔法のように感じられた時代の熱気と、人々に与えた夢が迫って来る。読者は、絵の時は速く、文字の時はゆっくり、それをわくわく交互に繰り返しながら、ついに最終章にたどり着くのである。(c.2008 大島英美/Emi Oshima)
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洋書絵本バーゲン キッズブックス

旧作絵本が40~60%off。
こちらからどうぞ!
在庫処分なので、1冊しかないものが多くてごめんなさい。

※キッズブックスで検索するときは、右上の「Search」にタイトルや作者名の一部を入れていただくと、たどり着きやすいです。
例えば『The Very Hungry Caterpillar』をお探しの場合は、
「Hungry」とか「Carle」で検索してみてください。
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英語の本をどう読んで、英語力をつけるの? その2

 英語の本を読む習慣がなかなかつけられない。英語圏の子どもたちも同じだ。絵本卒業後に、『Frog and Toad』シリーズをはじめとする「early readers」とも呼ばれるジャンル、例えばSmall Pig (I Can Read Book 2)
Small Pig (I Can Read Book 2) 』のようなものまではどうにかたどり着くのだが、そこからのハードルが高い。
 日本の中3レベルであれば「early readers」を読む英語力があるし、絵もかわいいものが多いので読む気にもなる。だが、そこから先、高校に入って受験やらで気が急ぐこともあって、長文問題は解いても、本としてまとまったものを読む機会がなかなかない。ここからが問題なのだ。

 ネイティブも日本の英語学習者も、このステージは同じ。このハードルを越えないと、英語の本を楽しみとして読めるようにはなれない。そこで、攻めるべきは「チャプターブック」なのだ。
「Chapter books」は、短いchapterで構成されている。また全ページが少ない。このふたつの形態を持った児童書を一般に「チャプターブック」と英語圏では称す。英語圏では8~10歳あたりが主な対象だった。
例えば、『Magic Tree House』シリーズのPolar Bears Past Bedtime (Magic Tree House 12, paper)Polar Bears Past Bedtime (Magic Tree House 12, paper)』や『Time Warp Trio』シリーズのViking It and Liking It (Time Warp Trio)Viking It and Liking It (Time Warp Trio)』などなど、挙げればきりがないが、こうしたシリーズものが典型的だった。

「だった」と過去形で書いたのには、わけがある。ここ7、8年の傾向ではないかと思うのだが、対象年齢が上方に広がったのだ。チャプターブックの形態で、対象が11、12歳またはそれ以上のものが出て来たのだ。
 以前から、Sarah, Plain and TallSarah, Plain and Tall』やThe Heavenly VillageThe Heavenly VillageSounderや『Sounder』など、内容が深く、年齢にほとんど関係ない名著といえるチャプターブックはあった。だが、近年は嬉しいことに、こういった読み応えのあるものが増える傾向にある印象だ。わたしは、これが日本人の英語学習者の多くが読むべきジャンルだと常々思い、機会あるごとに熱く話したり書いたりしている。

 この傾向に平行し、ここ3、4年の傾向として見られるのが「graphic novels」というジャンルの攻勢。今もっとも熱い例はThe Invention of Hugo CabretThe Invention of Hugo Cabret』。
 素晴らしい! コルデコット賞受賞のイラストもさることながら、物語がどんどん読者を引っ張って行く。読み終わるのが惜しかった。詳しくは、別の日に。

 この「graphic novels」、英語力のステージでいえば、絵本→early readers→chapter books→middle readers→young adultだったところに、early readersの次、またはchapter books と平行したステージに入り込んだ感じか。傍流と言ってもいいかもしれない。この形態のまま「young adult」のジャンルまでカバーしだしたのだ。

 ではこの「graphic novels」とは?

 つづく。

 キッズブックスのブッククラブで言えば、チャプターブックをたくさん読むコースは、この春(4月配本。現在準備中)から「Dコース」それまでの名前で言えば、「レベル3」
キッズブックス・ブッククラブ レベル3 (BCおためし)キッズブックス・ブッククラブ レベル3 (BCおためし)』になる。
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英語の本をどう読んで、英語力をつけるの?その1

 わたし自身の英語学習者と英語指導者の経験に照らして、キッズブックスのブッククラブを体系化することと、いかに英語を習得するかへの、ひとつの答えを出すことが悲願である。悲願の「悲」の字は、気持ちにそぐう字ではないが。造語すれば「喜願」か。

 ブッククラブのレベル分けを、これまで4つとしていたものを7つにして、気になっていたレベル間のギャップを埋めるようにした。「英語の本を楽しみとして(娯楽として)読める」ようになるために大切なステージがある。「レベル3」
キッズブックス・ブッククラブ レベル3 (BCおためし)
キッズブックス・ブッククラブ レベル3 (BCおためし)

と呼んでいて、この春(4月配本から/現在準備中)から「Dコース」としたあたり。

 英語圏では小学2、3年生の時期である。『がまくんとかえるくん』(Frog and Toad)
Frog and Toad Are Friends
Frog and Toad Are Friends
作者:Arnold Lobel

など"I Can Read"シリーズや他の出版社の同等のシリーズ
Yoko & Friends School Days: Practice Makes Perfect - Book #10 (Yoko and Friends School Days)
Yoko & Friends School Days: Practice Makes Perfect - Book #10 (Yoko and Friends School Days)』(練習は成功のモト!)
作者:Rosemary Wells

などを卒業した頃の英語力の時期だ。

 この後に、何をどれだけ読むか(読ませるか)。英語圏で教育者や親たちによって行われている努力が、日本人の英語学習者にあまり見えていない気がする。そしてその努力は、実は日本人の、これこそ「悲願」である英語の上達のための参考になると強く思うようになった。

 何を読むか、の英語圏の教育者たちの答えとわたしの日本人向けにローカライズさせた答えは同じく、chapter books。「Dコース」で配本される主なジャンルだ。
 では、このチャプターブックとは何か?

                          つづく

 
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金曜日の夜、英語絵本とクレヨンハウスの美女たち

 バレンタインが近い金曜日の夜7時30分近く、クレヨンハウス絵本売り場に、美女がひとりまたひとりと集まって来た。

 大人を対象にした初めてのリードアラウドだ。テキストは、この季節柄
Love Is...
Love Is...』を選んだ。
 英語の絵本を声に出して読んでみたい大人が、表参道に、それも冬の寒い夜に、いったい集まるのだろうか。と思いきや、サクラも入れると10人近くが席に着いた。

 見ず知らずの女性たちだが、なんだか「どこかでお会いしましたか」と尋ねてしまいそうな既視感のようなものを感じる。そんなこともあって馴れ馴れしくなってしまうのだが、みなさんもすぐに打ち解けた(上手にふりをしてくれた?)。

 リードアラウドすることは、英語で、自分の心を表現することにつながる。同時に「読解」と「表現」ふたつのことを行える。高い声・低い声、強さ・速度の違う読み方、これらをとりまぜて、棒読みからの脱却を図った。

「洋書絵本」の楽しみ方のひとつ、リードアラウド。日本の人がまだあまりしていない楽しみ方を提案したつもりだ。新しい楽しみができると、自分では意識しないかもしれないが、ちょっと幸福度が増すものだ。あの晩の1時間が、そんな役目をしていたら嬉しい。

 少なくともわたしの幸福度は、おかげ様でこの日以来、またほんの少し上がった……。みなさん、どうもありがとう。


 次回は未定だが、クレヨンハウスからは「定期的にしましょうか」とのご提案をいただいた。奇数月が日曜日に親子中心のリードアラウド(次回は3月23日、テキストは『Mother, May I?』)で、偶数月は夜に大人向けかな。
Mother, May I?
Mother, May I?
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キッズブックス・ブッククラブ2008年春アップデート!

 始めてから約5年の、キッズブックス・ブッククラブ。何度かアップデートして来たが、この春、またてこ入れ。

「ABCからハリー・ポッターまで」の英語を読む力をつける読書プログラムを、「Reading Achievement Program(略RAP:仮称)」として、体系化をはかった。読書プログラムに則った本を毎月届けるブッククラブという位置づけをする。
 毎月の会費は変わらず3,000円だが、一括払いの割引を導入する。実質値下げになる(金額などは後日発表)。負担が軽くなることで、会員の皆さんに継続の決心をかたくしていただけるのではないだろうか。

 パンフレットは現在編集中。だがコースは決まった。

1)AからGまで全7コース

2)2008年4月配本から新コース名になる(※●がこの春スタート)
   Aコース(旧レベル1)2008/4から ●
   Bコース       2009/4から
   Cコース(旧レベル2)2008/4から ●
   Dコース(旧レベル3)2008/4から ●
   Eコース       2009/4から
   Fコース       2010/4から
   Gコース(旧レベル4)2008/4から ●
 現会員には、コースの名前が変わって不便をおかけするが、内容がより体系的になることでお許しを。(2コースをまたがっての選択がなくなる代わりに、1年でコースを変えることができる。「進級」または「乗り換え」)

3)F・Gコース以外のすべてのコースで音読を取り入れる
   A~Cコースは「リードアラウド」を重視。毎月CD1枚
   D・EコースはCDを聞きながら声に出して読むスタイルをとる。隔月CD1枚
   F・Gコースは本3冊/月で変わらず。ただし、その中の1冊は読みやすいグラフィック的なもの

4)コース分けには客観的指標であるレクサイル指数(0-1100L)と英語圏の学年レベルを参照
 Aから始めて、理想的には7年で『ハリー・ポッター』が読めるまでになれるよう、なだらかなレベル変化のある選書をする。

5)解説の充実
 語彙の手引きの見出し語を40コまで増やし、読書の助けにする。音読のてびきなども、意味の理解と表現に役立たせる。

6)会員特典!
   学習の基礎として、アメリカの標準小学生教科書につかわれる句を頻度順に選んだ300句を3セット(1.First 100、2.Second 100、3.Third 100)にリストアップ。会員がいつでも聞けるようオリジナル音声にする。これで「足もと」も固まるのでは。英語教室の先生をされている会員の方にも、便利なツールになればと思う。

7)クラス採用の場合にさらに特典
   複数(6人以上)の生徒とひとりの教師がクラブメンバーになれば、先生分の教材を限りなく無料に近くしていく。(詳細は要相談)

 さあ、これからパンフレット作り。その際に内容に多少の調整が入るが、概要は以上のとおり。
ひとりでも多くの人に「このクラブで英語力がついた」と言われるよう、しっかりやっていきたい。
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ポートランドでのこの冬の収穫:その2

 今更だが、ポートランドでの恒例のbook huntingで見つけた本のうち、現在も手に入るものが、やっと入荷した。
Gallop!: A Scanimation Picture Book
Gallop!: A Scanimation Picture Book
 これは、飛び出さないが、動くしかけ絵本。あのサブダも絶賛。ベストセラーのため品切れになっていた。わたしは、ポートランド美術館のショップで見つけた。そのしかけは、「Scanimation」と名付けられたもので、格子をずらすことで絵が動いて見えるという仕組み。ずらす早さで速く動いたり遅く動いたりとてもアナログだが、それを絵本にしたところが大変新鮮。百聞は一見にしかず。見なきゃだめ。
Eye Think Retail Shop

 日本だけでなくアメリカでも、子どもたちの本離れが懸念されている。そこで救世主として登場したのがgraphic novels。日本のマンガのこともgraphic novelsと呼ばれるが、ここで紹介するのはもう少し文字が多いもの。小学生から中学生向けで、読書にまだ抵抗がある子どもたちを、うまく読書に引き込むためにgraphicが取り入れられている。
 そのひとつで、NYタイムズの児童書ベストセラーリスト#1に輝いたのが、
Diary of a Wimpy Kid
Diary of a Wimpy Kid
“a novel in cartoons”というキャッチコピーが付いている。開くと、手書き風の文字が、日記帳を模したページに並び、1ぺージの40%程度が「ヘタウマ」風のマンガだ。背が低く、弱虫な、まだ髭が生えるきざしもない中1の男子の日記の体裁だ。本のデザインとしてもおしゃれで、大人が手にしてもそう幼稚に見えない。

 ポートランド空港内のPowell's Booksで、ある小学生の年子のきょうだい(男女)が、この本をめぐって喧嘩をしているのを目撃した。好きな本を1冊ずつ買ってもらえることになったふたりが同じ本『Diary of a Wimpy Kid』を選んでしまった。母親が同じ物はだめだと言ったので、どちらか一方が他の本を選ばなければならなくなったのだが、ふたりとも譲りたくないという……。
 飛行機の出発の時間が近いのに、子どもの喧嘩聞き耳をたてていた大人のわたしもナンだが、つまりこの本は人気が高いということだ。
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Cornelia Funkeはイイ

 ドイツ出身のCornelia Funkeは、今やファンタジー児童書界では超売れっ子だ。2005年にアメリカ・ロサンゼルスに住まいを移した。英語を話すが、ドイツ語で書く作家だ。

 わたしが彼女を「発見」したのは2000年。アメリカで『The Thief Lord』が出版されたときだ。翌年のNewbery賞の下馬評では「彼女がアメリカ市民だったらとれただろう」と言われていたらしい。
The Thief Lord
The Thief Lord』は、イタリアのヴェニスの街を舞台にした少年泥棒の「ドン」(泥棒の神様=Lordと呼ばれている)の物語。彼を追う探偵とのサスペンスと、その少年泥棒の渇望する「早く大人になること」を叶えてくれるものがあるという、ファンタジックな設定が大人をも夢中にした。この本を読むと、たまらなくヴェニスに行きたくなる。

 彼女の『Ink』シリーズ3部作は、現在InkheartInkheart』とInkspellInkspell』がでているが、これは『Harry Potter』シリーズと、『His Dark Materials』3部作
His Dark Materials Trilogy: The Golden Compass / The Subtle Knife / The Amber Spyglass
His Dark Materials Trilogy: The Golden Compass / The Subtle Knife / The Amber Spyglass
と並び称されるファンタジー小説だ。

 だが、『The Thief Lord』はまだしも、『Inkheart』は分厚い。読みこなせない子どもたちのためにと、書いたものがある。短くて易しいシリーズ『Ghosthunters』だが、期待以上に面白かった。
 全4作で、最近読んだのはその1のGhosthunters And The Incredibly Revolting Ghost (Ghosthunters)
Ghosthunters And The Incredibly Revolting Ghost (Ghosthunters)』。
 チャプターブック形式、つまり小さな章に分けて書かれていることもあり、息切れせずに読める。ひとつの章を読み終えてほっとするのは、まだ本を読み慣れていない子どもも英語学習中の大人も同じ。
「他の作家の本に挿絵をつけるているうちに、自分のほうがもっとおもしろいものが書けると思って作家になった」というFunkeの本だ。挿絵も彼女で、内容も確かにおもしろい。ユーモラスでいて、文体や語彙は洗練されている。詳しく言及されている幽霊の特性などはもとより、英語の表現方法でも学ぶところが多々ある。いい本を見つけた。

 ついでに彼女の絵本も紹介。
The Princess Knight (Booklist Editor's Choice. Books for Youth (Awards))
The Princess Knight (Booklist Editor's Choice. Books for Youth (Awards))
 強く、賢く、騎士のようになりたいと熱望する王女さまの話。フェミニストもOKする、女性の自己実現の物語だ。
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