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英語絵本・児童書・教材専門店キッズブックスのblog

絵本・児童書・教材・リードアラウドのよもやま話。 イベント、ブックフェア、バーゲンなどの情報。 KIDS' BOOKS by Paperweight Books is a real/website bookstore for English Language children's books.

区立小学校で英語絵本の読み聞かせならぬ「リードアラウド」

 先日の土曜日、関係している渋谷区立小学校に評議委員として行ってきた。
 この5月に任命されたばかり、この日が「初仕事」。校長先生はわたしの「元生徒」、大人の英会話教室をしているときの優秀な「生徒」さんだった。これから1年、小学校英語教育のことを中心に、わたしがおこがましくも「ご意見番」をする。

「英語の絵本、子どもたちは読み聞かされてもチンプンカンプンなのは確か。ぜひ、リードアラウドをやってください」
と、校長先生と英語クラブの先生はおっしゃった。そこで近々、この小学校で「デモ授業」をすることに決定。24冊絵本を購入して、その本を各クラス持ち回る。生徒ひとりひとりが、絵本を手にしての参加がこれで可能になる。

 そして将来的には英語クラブの先生が、ご自分でリードアラウドの時間を持てるようになっていただけたらと思う。こういった
1)日本人
2)英語担当の教師
3)絵本の読み聞かせを英語にまで広げたい指導者
向けの、わたしの「英語読み聞かせじゃない英語絵本を使った教授法、リードアラウドワークショップ」(7月から6回開催/申込み受付中)に集まっていただけたらなと思う。そして、どんどん子ども達に、小学校側からも「英語好き」の種をまいて欲しい。
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ブッククラブ…7月の配本予定

2007年7月の配本予定です。

既にお持ちのものがございましたら、至急ご連絡下さい。別の本と差替えいたします。*配本商品は、予告無く変更する場合がございます。ご了承ください。


【7月の配本予定】
 
 [レベル1]
  『Mama, If You Had a Wish』(ペーパー/音声解説有り)
  『Jack & Annie's Story Wrod Book』(ハード) 
[レベル2]
  『Diary Of a Worm』(ペーパー/CD付きのため、音声解説無し)
  『The Littles Go Around the World』(ペーパー)
 [レベル3]
  『The Pelican Chorus』(ペーパー/絵本)
  『The Cats of Cuckoo Square』(ハード/読み物)
  『Crosswords Challenges』(ペーパー/教材)
 [レベル4]
  『Crispin The Cross of Lead』(ハード/読み物)
  『The Puffin Book of Nursery Rhymes』(ペーパー/読み物)
  『Animorphs』シリーズ(ペーパー/読み物)

*7月の配本は19日配本を予定しております。ご了承下さい。


キッズブックスのブッククラブは1ヶ月だけ配本の「おためし入会」も可能です。
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英語絵本『読み聞かせ」をしているみなさん、新しい方法「リードアラウド」伝授します

 7月14日に、東京恵比寿で英語の絵本を使って、子どもたちに楽しく英語を学ばせるワークショップを開催する。
「リードアラウドのワークショップ」と称しているが、厳選した絵本を使い、子どもたちの
1)ヒアリング
2)発音
3)会話
4)読解
の力をつける。そして、この方法を成功させると、英語の本好きの子どもたちが育ち、自主的に英語の本を読むようになり結果的に多読する。そして、しまいには知らないうちに英語の実力がついた人に成長するという、夢のような方法!

英語の絵本の読み聞かせをなさっている志の高いみなさんに、「コロンブスの卵」的なわたしの「リードアラウド」の方法を伝授して、ひとりでも多くの子どもたちに英語の本の読書の楽しさを伝えて欲しい。そしてそれが、英語力につながるということを。
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ニューヨーク、ブックエキスポそして東京国際ブックフェア

 6月1日から3日まではニューヨークでの国際書籍見本市、ブックエキスポに行っていた。実際に買い付けする書店や卸業者が「お客」で、出版社が主なブースの主だ。わたしは、子どもの本の買い付けと、新刊の下調べが仕事。アメリカ出版界は、秋が最大の出版シーズン、次が春。このブックエキスポで、秋の新刊の顔見せをし受注することが、非常に重要だ。
 Googleもブースを出していて、有料だが本の「中身検索」が出来るようになったことを書店にアピールしていた。本を紹介する公共テレビ局のテレビ番組も、デモを持って来ていた。テレビによる紹介がやはり本の売れ行きに大きく反映するのだ。めぼしい「新キャラクター」や「大人気キャラクター」が見えなかったので、わたしの恒例「キャラクターの着ぐるみと記念撮影」は、今年はなし。米国マネタリスト経済学者で元FRB議長の、グリーンスパンさんは来ていたようだけれど、以前のゴアさんとか、クリントンさんみたいに「会いたい」と思わなかったしなあ。
 「わたしがここに来る意味があるのかどうか。近頃は疑問に思うが、今年は大いに意義があった!」とパウエルズ書店の社長、マイケル・パウエルさんは言った。ブックエキスポの「顔」みたいな方が、そんな疑問を持つのも興味深かったが、今年の「意義」はもっと気になる。大きな成果が、何かあったらしい。アマゾンの「ひとり勝ち」を止められるのは、パウエルズしかもうないのだから……。
 さて、ブックエキスポが終わると7月は東京国際ブックフェア。今年初めてパウエルさんが来場する。7月7日のシンポジウムのパネリストとして舞台にあがる。ボランティアでわたしが通訳をする。独立系書店として、前進を続け本好きに愛されかつビジネスとしても成功させている秘訣を聞く。新刊と古書の併売による品揃えの良さが、おそらくそのキー。安くて、他では手に入らないような「夢のような」本が「ざくざく」あるのは、今までもこのブログで書いて来たとおり。そのパウエルズ書店の社長みずから、その素晴らしい書店について質問に答えて下さるので、みなさんお楽しみに(通訳がヘタだったら、済みません)。
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「読み聞かせ」では学べないことも、リードアラウドで

 今月11日は、ふたたび成蹊学園国際教育センターによる「リードアラウド ワークショップ」、今回は小学3、4年生とその父母が対象。

 前回の低学年の時は、生徒だけで29人、親御さんが20人以上集まり、今までで最大の人数による試みだった。ペアにしたりチームにしたり大人数でもひとりひとりが積極的に参加できるようにしたつもりだったが、どうだったろう。試行錯誤は続く。

 今回は生徒が17人参加とのことで、ひとまわり小さい。使用する絵本は The Wet Dry Book (by Kate Spohn)。イラストレーターはいわゆる「ヘタウマ」?のイラストを描く人で、カメとヘビを主人公にしたほのぼのしたシリーズを見つけて以来、わたしがファンになった作家だ。本書ではWetなものとDryなものを、ページ自体をコーティングしたりマット仕上げにして、ツヤ=wetとツヤ消し=dryを視覚、触覚からも興味を引くようにしてある。

 成蹊大学のアメリカ人教授にも指摘されたことだが、このわたしのワークショップ、重要な鍵は選書にある。もともとは無意識的に、今はかなり「確信犯」的に、
1)日本ではあまり知られていない絵本
2)絵のいいもの
3)声に出して読んでおもしろさのあるもの
4)参加者がその精神年齢的にも学ぶところがあるもの
を選んでいる。

 翻訳書などで、すでに多くの子どもたちに親しまれているものは、新鮮な発見をワークショップで共有できないので、できるだけ避けている。わたしの性格的に、「ああ、これ。もう知ってるよ」と言われるのが嫌いなのである。「発見者」としての優越感らしく、少々いやらしいのだが、参加者に新鮮なものを届けたいという素直な気持ちでもある。

 絵はもともと好きなので、直感的に「いい」「悪い」を感じてしまうたちだ。その直感で選んでいるので、ご迷惑な話かもしれないが、いいものはいいと信じている。

 「英語は聞くことと話すことから始めるとよい」という説があるが、「読み聞かせ」に収まらないわたしのリードアラウドは、実はこの説にもあっている。参加者自身が声に出して読むことは「会話」の練習でもあり、指導者や他の参加者が読むのを聞くことで「ヒアリング」の練習をしているのである。おまけに、字を読んでる=read。3拍子そろって勉強になるうえ、勉強らしくなくやれるところがすごい。

 ELT(英語学習)の教科書として書かれたものではないので、語学以外の学科やテーマが組み込まれていて、興味がもっと持てる。今回のこの絵本の場合は、擬声語。たくさんある上、日本との音の聞かれ方が違うという発見ができて、大人の参加者にもおもしろいはず。なぜネコの「ゴロゴロ」と喉を鳴らす音が「purr purr」なのか?ネコ語は世界共通で、どこでもああやって喉を鳴らしているが、各言語でどうしてこうも書き表し方が違うのか、などなど。

 6月のワークショップなので選んだ本でもあるが(表紙に雨とレインコート)、まだ梅雨に入っていないらしい……。そろそろかな。

The Wet/Dry Book
The Wet/Dry Book
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ニューヨークでのブックエキスポ

 5月30日から6月3日まで、ニューヨークで開催されていたブックエキスポに行って来た。これでもう16回目?!皆勤賞である。
 この本の見本市のたびに会う、取引先の知り合いが「老けて」見えたりするが、あっちもそう思っているだろう。オープン日、1日は人がフロアにあふれて、冷房もあまり効かず、文字通り熱い日だった。商売もよかったらしい。出店社の受注数がよかったとのこと。
 わたしもお決まりの数箇所で、「錨」を下ろし発注作業をした。でも、その品揃えを見て、本当にいい「掘り出し物」を買い付けるには、会期前のプレセールに行かなきゃならないのだろうという気がしてきた。また秋の「掘り出し物」特別フェアに行く意味もあるのだろうと。

 子どもの本の新刊に関していえば、商品の重点が低年齢にシフトしてきたように感じる。幼児から小学生低学年まで。中学年以上はやはり本を読まなくなって来たのだろう。出版界の危機かもしれない。
 代わりに、Manga そう日本の誇る文化のマンガの存在感が増した。わたしのおすすめ児童書読み物の「ネコのファンタジー」Warriorsシリーズは、Harperから出ていてアメリカでは大人気。外伝やら関連本も出たが、ついにマンガ化された。会場には見本が置いてあったらしいが、わたしが通りがかったときは時すでに遅し。からっぽになってしまっていた(持ち去られた)。これは人気商品の証拠。Warriorsはまだまだ熱い。人形その他グッズはまだ。
 
 もうひとつの話題はパウエルズ書店(そう、あのわたしが敬愛するポートランドの書店/Powell's Books)が、イギリスの人気作家Ian McEwanの新作On Chesil Beachの短編映画を、このブックエキスポで発表したということ。4日の4時から発表会ということ、会場にいらしていた社長のパウエルさんから直々にうかがっていたのだが……、会場の広さとブースの多さと人ごみと長旅の疲れと、年のせいでその日は3:45にダウン。会場のマッサージを受けてはみたものの、ツボが全部ずれているうえ強力すぎてかえって筋肉痛になってしまった。だから、U-tubeでの予告編と、会場での評判、本そのもの(処女と童貞のカップルの新婚旅行のエピソード/シリアスかつユーモラス。短編なので読みやすい)からすると、かなりいい。もうすぐ全米各所で公開される。わたしの手元に、パウエルさんがDVDを送って下さるとのこと。楽しみに待ちたい。

 ブックエキスポは体力勝負。目が疲れるし足も痛い。これに寝不足で辛かった。シカゴとニューヨーク間で迷子になったスーツケースが、明け方の4時までホテルに届かなく、眠れない夜を過ごしたのも響いた。ニューヨークを発つ日、気がついたらまだホテルなのにもう11時。フライトは12時!!絶体絶命と思ったが、ラゴーディア空港まで40分で着いて、15分遅れていたそのフライトに乗れた!奇跡のようなことが起こったのであった。このあと、つづく……。
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Francesco D'Adamo , Ann Leonori『Iqbal』

Iqbal
Iqbal』(イクパル)
 683円
作者:Francesco D'Adamo , Ann Leonori
  1990年代、パキスタンの都市ラホールには、子どもたちを奴隷同然に働かせる絨毯作業所がたくさんあった。イクバルは、そんな作業所で働かされていた少年だったが、児童虐待の禁止を訴え、勇気ある行動を起こした。…
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Alice Hoffman『Indigo』

Indigo
Indigo』(インディゴ 水に呪われた街)
 683円
作者:Alice Hoffman
 過去の水没の記憶に呪われたかのような町を舞台にしたミステリー。現在は干上がったその町に住む、兄弟ふたりと少女マーサの3人が主人公だ。あることがきっかけで、3人は家出し、海を目指すのだが、その間に町が前代未聞の嵐にあい、水没の危機に瀕する……。なぜ兄弟には水かきとエラの痕跡があるのか。
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Carol Ann Duffy『I Wouldn't Thank You for a Valentine : Poems For Young Feminists』

I Wouldn't Thank You for a Valentine : Poems For Young Feminists
I Wouldn't Thank You for a Valentine : Poems For Young Feminists』(女性のこころ打つ言葉の数々)
23%off 735円
作者:Carol Ann Duffy  イラスト:Trisha Rafferty
 副題に「若いフェミニストのための詩集」とあるように、これから巣立って行く若い女性の胸に響きそうな詩を、有名・無名の女性詩人の作品から集めたアンソロジー。有名作家のものでは、アフリカ系アメリカ人のマヤ・アンジェロとアリス・ウォーカーの作品を収録。
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Cynthia Rylant『I Had Seen Castles』

I Had Seen Castles
I Had Seen Castles』(おもちゃ遊びと現実の戦争の落差)
 819円
作者:Cynthia Rylant
「生きている証が欲しい」と、17歳の主人公は第二次世界大戦に志願し出征した。今は老人となった彼が語る戦争の現実と、そこに生まれた恋の物語。
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