「リードアラウドから多読へ」会員の英語力を伸ばすキッズブックスのブッククラブ、そろそろ来年の準備をしなければならない。アメリカ中心にさらに出版社などで採用が広がっていることもあり、レクサイル指数が今の時点では、人と本の英語レベルを客観的に計る基準として適当だと判断している。というわけで、わがブッククラブもレベル分けの基準に採用し続ける。そのレクサイル指数についてちょっとここで復習……。
「レクサイル」とは、英語圏で現在もっとも広く使われている読書指導の客観的めやす。「本の難易度」と「読む人の読書力」を示す指数である。
「本の難易度」は、例えばA.ロベールの「がまくんとかえるくん」シリーズ
『Frog and Toad Are Friends』で400L、ハリーポッターシリーズは880Lから1030L、文学の金字塔J.ジョイスの『ユリシーズ』が1360Lといった具合。数が大きいほど難しい。すべての本の「L」が公表されているわけではないが、レクサイルのサイトの「Book Search」で検索すれば、児童書ならかなりの頻度で、L指数がわかる。
「読む人の読書力」は、日本でもインター校の生徒なら、定期的に受ける標準テストの結果とともに、「読書力は880L」などと通知される。一般の日本人の場合は、さしあたり「読めた(=理解できた)」と感じた本のL指数を、自分のLとしたらどうだろう。
自分と本のL指数をマッチさせれば、少なくともその本を「75%理解し、読書を楽しめる」めやすになるという。ただし注意したいのは、L指数が示すのは、文章の難しさであって内容ではないこと。もし自分にとって興味ある内容であったり、短いものなら、少しくらいL指数が上でもいいはず。「理解力」のL、「スタミナ」の頁数、「興味」の内容、をにらみながら、そして大島英美他スタッフがひとりでも多くの助けになるよう、渾身(!)の力で書いているブッククラブの解説を多いに利用して、洋書読書へのチャレンジをしてみよう。
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「レクサイル」とは、英語圏で現在もっとも広く使われている読書指導の客観的めやす。「本の難易度」と「読む人の読書力」を示す指数である。
「本の難易度」は、例えばA.ロベールの「がまくんとかえるくん」シリーズ

『Frog and Toad Are Friends』で400L、ハリーポッターシリーズは880Lから1030L、文学の金字塔J.ジョイスの『ユリシーズ』が1360Lといった具合。数が大きいほど難しい。すべての本の「L」が公表されているわけではないが、レクサイルのサイトの「Book Search」で検索すれば、児童書ならかなりの頻度で、L指数がわかる。
「読む人の読書力」は、日本でもインター校の生徒なら、定期的に受ける標準テストの結果とともに、「読書力は880L」などと通知される。一般の日本人の場合は、さしあたり「読めた(=理解できた)」と感じた本のL指数を、自分のLとしたらどうだろう。
自分と本のL指数をマッチさせれば、少なくともその本を「75%理解し、読書を楽しめる」めやすになるという。ただし注意したいのは、L指数が示すのは、文章の難しさであって内容ではないこと。もし自分にとって興味ある内容であったり、短いものなら、少しくらいL指数が上でもいいはず。「理解力」のL、「スタミナ」の頁数、「興味」の内容、をにらみながら、そして大島英美他スタッフがひとりでも多くの助けになるよう、渾身(!)の力で書いているブッククラブの解説を多いに利用して、洋書読書へのチャレンジをしてみよう。
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